たぬき和尚通信

2016年5月31日 16:09

第1号 宗禅寺檀信徒の皆様へ 平成28年5月15日

住職 高井正俊、副住職 高井和正
檀信徒総代長 大野哲夫、総代一同

桜から新緑の季節を迎え、五月の薫風が爽やかな日々となりました。
日頃は宗禅寺のため、御先祖様のため種々のお力を賜りありがとうございます。

さて、宗禅寺につきましては、年四回の宗禅寺だよりで逐次、お伝えしておりますが、今回は特にお手紙を以って、ご報告させていただきます。 皆様既に御承知のことでありますが、宗禅寺が川崎村に建立されましてから本年が実に400年をむかえる正当の歳となります。寺では、これを創建400年といっています。

この輝く年に以前より何らかのことをと思い、島田秀男文庫長を中心に「宗禅寺の歴史」、「川崎村の歩み」(仮称)の製作にあたっています。
昨年暮れ、住職が鎌倉建長寺の役職を終えて、帰山をいたしました。
現在は24年間不在であった寺の整頓、片付けに集中し、気持ち良くこれから寺院の運営ができる用意をしております。
そのため旧中野玄一様宅を改修して「宗禅寺センター・宗禅寺文庫」の発足を見まして、清新な気持ちで使用を始めました。皆様も是非御活用下さい。

さて、本来なら創建400年記念諸事業の完成を本年行う処でありますが、そのような事情で大野哲夫総代長を始め、全総代に相談し、次のような方向で今後創建400年記念事業を行なっていくことになりましたので、御報告申し上げます。

1 創建400年記念事業のスタートの法要を7月15日の施餓鬼法要に併せて行う。
但し、諸事業完成の時、あらためて記念法要行う。

2 創建記念事業の個々の取り組みは必要に応じて行う。
・4月8日行った花祭り法要、琴の記念演奏会はその第一弾であった。
・6月11日に行われる「フラメンコのライブ」(チラシの通り)はその第二弾。
今までお薬師様お祭りで川崎の方々にはお馴染みになったフラメンコを、当代一流の歌い手(カンテ)と踊り手、演奏者を招き、檀信徒の方々にその素晴らしさを味わっていただく。お申込みをお待ちしています。
・第三弾についてはこれから考えていきます。ご希望がありましたらお申し出下さい。

3 創建400年を記念して、この秋から宗禅寺文化講座(仮称)を月一回行っていきます。
仏教の勉強、地域文化とのふれあい、著名人の講演会、色々と行っていきます。

4 記念事業として二つのことを考えていきます。
本堂の外廊下(縁側)の拡張
現在、お薬師様のお祭りで張出しの舞台を作って行っています。又、お施餓鬼のお参りの方が本堂一杯の状態です。そこで、増築することによって、より多くの方に本堂を活用していただきたいと考えています。

薬師堂の修築
川崎会館の地から、ここに来られて60年以上。建物が老朽化したことからです。これに伴って諸工事も増えることかと思います。御承知おき下さい。

5 最後になりましたが、副住職高井和正和尚の晋山式(しんざんしき:住職就任 式)を来年の5月28日(日)に挙行致します。
本年より創建400年を期に、宗禅寺の諸事業がスタート致します。総代さん始め、諸組織の方々と相談をしながら行ってまいりますが、これからも皆様方の応援を切にお願いし、御報告を致します。