医王いろいろ閑話



医王いろいろ閑話

2022年6月14日 11:04

劇団・水族館劇場 宗禅寺公演円成 お寺から御礼のご挨拶

 裏の第二駐車場にて劇団水族館劇場の公演が開催されていましたが、昨晩の公演にて千穐楽を迎え、無事円成の運びとなりました。

 羽村で2年目の公演を迎え3月27日から劇団員住み込みによる特設舞台の建て込みが始まってから2ヶ月半が経過しています。

 座長・桃山邑さんが突然に病に襲われたことによって台本の製作進捗が遅れ、開演日の変更もありましたが、劇団関係者皆様の懸命なる働きもあって、最後は追加公演も行うなど、大盛況のうちに終えることができました。

 全14回の公演で延べ1460人の動員をいただき、昨年よりも多くの皆様にご観劇いただいたことになり、大変有難く御礼を申し上げます。

 今回、2年目の公演を迎えて、消防署や保健所への各種届出も行い、劇団側も住宅街での公演に防音シートを強化、歌の練習はお寺の本堂にて行うなど、昨年を踏まえたうえでの様々な対策を施して下さいました。

 もちろん、一切音が出ないという事ではなかったので、近隣の皆様方には大変なるご迷惑をおかけすることに変わりはなく、寛大なるお心で彼らを迎え入れて下さっている、お寺と劇場のご近所の皆様方には一番の御礼を申し上げなくてはなりません。

 舞台での演劇をご鑑賞いただいた方にはご理解いただけたと思いますが、水族館劇場の演劇はただの演劇ではなく、人間が持っている純粋なる生命力に溢れています。自らの手による劇場製作は言うに及ばず、芝居の上手さよりも人間同士が感じることができる温もりと真心を感じ取っていただけるのではないでしょうか。

 今回、座長・桃山邑さんが突然の病を得て、来年を迎えることができるかどうか難しいという事態に見舞われましたが、水族館劇場は劇団員皆様が自らこれからも存続する道を選び、また来年も羽村にやってきます。

 お寺としては、彼らが羽村で公演をしたいという希望を持ち続けている限りは、公演の場所を提供し続けていくつもりでおります。何かと、ご不便ご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、何卒ご容赦いだだき温かくお見守りして下さると有難いです。

 水の町羽村の水族館劇場をこれからもよろしくお願い致します。