行事・お知らせ



行事・おしらせ

2021年6月21日 09:40

7月の土曜講座が確定致しました。

 一部講師未定となっておりました7月の土曜講座の内容が確定致しました。

 すでに決定していました彩プロダクツの大西克幸さんに加えて、『改訂版 異説 多摩川上流水源地の歴史』をご執筆されました、岩田基嗣さんにお越しいただきます。

 彩プロダクツはいわゆる終活のお手伝い、プランニングを提供してくださっている会社で、大西克幸さんは正俊和尚ともご縁が深い方で度々お世話になっております。

 岩田基嗣さんは長く東京都の水道局にお勤めされていた方で、ご自分のライフワークとして多摩川水源地の歴史的な研究をされてこられた方です。羽村にとっても多摩川は生活に密接した川で、土曜講座で取り上げる重要なテーマの一つです。

 宗禅寺のすべての活動は檀信徒以外の方でもご参加できます。土曜講座は予約不要です。皆様の御来場をお待ちしております。

 7月10日土曜講座

2021年5月31日 22:27

劇団・水族館劇場公演円成 ありがとうございました

 本日31日の公演をもちまして、劇団水族館劇場の公演『アントロポセンの空舟』、全14回の公演が円成致しました。

 ご観覧いただきました皆様ありがとうございました。

 そして何よりも、今般の公演に際しまして、寛大なるご理解とご協力をいただきました地域住民の皆様方、檀信徒関係者の皆様方に、

先ずは御礼を申し上げます。皆様方のおかげ様にて公演を行うことができました。誠にありがとうございました。

 明日より、劇場の解体が始まります。6月半ばまでは引き続き作業が続くと思います。よろしくお願い致します。

2021年5月23日 22:29

【 水族館劇場公演折り返しを迎えて 】 宗禅寺 高井和正

 5月14日から宗禅寺第二駐車場で、劇団水族館劇場の『アントロポセンの空舟(うつほふね)』の公演が開催されています。

 近隣住民の皆様方には夜な夜な大きな音で頭を悩ませてしまっている部分もありますが、

袖振り合うも他生の縁として寛大なるお心でお迎えして下さっている方々も多くいて下さり、大変有難いことと思っております。

 昨年、彼らの新宿の花園神社での公演は、コロナ騒動の勃発により、一から設営した劇場に一人の観客も迎えいれることなく、終焉を

えました。日本でも有数の夜の街、歌舞伎町から人々が消え去っていく様を、作り上げた劇場と共にただただ傍観するしかなかった彼

ら。普段は日本全国にて生活をしている俳優さんや裏方さんが集まることも難しくなり、恐らく劇団員一人一人が皆、水族館劇場と共にこ

れからも歩みを進めるか否か、真剣に考え、真剣に自分自身とも向き合ったのではないかと思います。

 そうした流れの果てに漂流していた彼らは縁あって羽村に辿り着きました。私個人も、コロナ禍にあって、見知らぬ彼らを平穏なる羽村

の住宅街に迎え入れることが、果たして良いことなのかどうか、正直申せば、ネガティブな方向に考えてしまったこともありましたが、そ

れでも彼らに芝居ができる場所を提供できてよかったと今は思っています。

 コロナがもたらしたものは、死に直結する病気の怖さ、仕事や経済的なる収入の減少、世間からの殺伐とした見えない眼差しなど、大き

な大きな不安でした。コロナ以前の我々の幸せなる日常生活にて、拠り所としていたあらゆるものが現在崩壊しかけているように感じら

れ、拠り所をうしなった我々は、自分自身を保つのに精いっぱいとなり、とても他人に対して気を回す余裕がなくなってしまっているのが

実情だと思います。コロナによってこの世が地獄となるか極楽となるか。自分が鬼となるか仏となるか。一日一日その分岐点に我々は立っ

いるのだと思います。

 禅では〝直指人心(じきしにんしん)〟といって、その時その時の自分の心をきっちりと見定めることを宗としています。地獄や鬼はど

こにいるのか。禅の立場は、地獄や鬼は自分の心の中にいるというものです。極楽や仏もまた自分の心にいらっしゃるのですが、日常生

の中の一挙手一投における自分の心を注視し見定め、自分自身で心の中の仏さまに出逢い、その仏さまを育んでいくことが幸せへの道

だと説かれています。

 都合の良い解釈かもしれませんが、水族館劇場の皆様は、彼らなりのやり方で心の中の仏さまを育んでいるように映ります。劇場を自ら

設営し、お稽古をし、お客さんを迎え芝居を演じ、お見送りして、劇場を解体する。心というものは目に見えるものではありませんが、そ

の自分たちの心を、具体的な形としてその都度その都度、劇場や芝居として構築し、表現し、歩みを進めているのです。芝居に縁のない人

にとっては、旅芸人一座である彼らのような姿は大変奇異なものに映るかもしれませんが、彼らが表現しているのは、人間誰もが持ってい

粋な生きようとする前向きなエネルギーであり、その前向きなエネルギーを禅では仏さまと表現しています。彼ら自身が設営した大き

場を見ていただき、また実際に芝居を観ていただき、彼らの純粋なる前向きなエネルギーに触れることによって、明日を生きる活力を

お持ち帰りいただければ有難す。表現の仕方は違えど、我々の心にも前向きに生きようとするエネルギーがあるはずです。コロナで渇

いてしまった人々の心の仏さが、水族館劇場の皆様の姿を通して共鳴し、再び潤って下さることを切に願っております。

                                                 

 

2021年5月16日 00:46

水族館劇場公演 ついに始まりました

 5月14日金曜日より、水族館劇場の宗禅寺公演が始まりました。

 緊急事態宣言が延長されましたが、感染症対策を施して、予定通り31日まで全14公演が行われます。

 入場前の顔見世芝居から、見に来た方々をあっと言わす演出が練られており、演技に見入ってしまいます。

 野外ステージですから、夜は寒さも感じられますので、長袖等防寒のご用意を忘れずにお越しください。

 【 問 い 合 わ せ 】

 080-2117-6154  

 080-6442-4897

2021年5月16日 00:39

水族館劇場公演開幕 お寺関係者、ご近所の皆様には特別割引券ございます

 いよいよ劇団・水族館劇場の公演が開幕致しました。劇題は『アントロポセンの空舟(うつほふね)』。

 アントロポセンは人新世という意味だそうで、人類誕生から、我々人間が地球や生態家に対して甚大なる影響を与えて初めてからの歴史観のことです。今回の演劇ではキリシタンの弾圧、唐行(からゆき)さんの人身売買、水俣病の混乱など、歴史上、我々人間自身が引き起こしてきた悲しい物語が舞台となっており、時空を超えた人間の悲しい性が舞台の中心に据えられています。

「この水で出来た星の地上に人間があらわれて時間という観念が生まれました。夢の世界を記憶することをわたくしたちがおぼえた先史時代から3万年。人間なしではじまったこの星は永遠に思い出にわかれを告げようとしています。人間があとかたもなく消え去るまでわたくしたちはどこに流されてゆくのでしょう・・・・・・」

 劇 団 水 族 館 劇 場 『 ア ン ト ロ ポ セ ン の 空 舟 』 】

 公演日  5月16日(日) 5月20日(木)  5月21日(金)  5月22日(土)

      5月23日(日) 5月25日(火)  5月26日(水)  5月27日(木)

      5月28日(金) 5月29日(土)  5月30日(日)  5月31日(月)

 ※ 公演はいずれも19:00~21:00

 ※ 18:00より入場整理券配布。顔見世芝居後、入場。

 ※ 入場観劇料 ¥4,500 (小学生以下無料)

 問い合わせ  080-2117-6154  080-6442-4897(水族館劇場)

 ※ 観劇に際しては、以下の注意事項をお読みください。

 【 観 劇 に 際 し て の 注 意 事 項 】

 水族館劇場から観劇に際しての注意事項