行事・おしらせ
2022年5月26日 18:37
水族館劇場コラボ特別企画その⑤ 6月7日(火)14時 ドキュメンタリー映画上映会 伝説の劇団・曲馬館の旅興行
現在裏の第二駐車場で公演を行っている水族館劇場の千代次さんと今回参画して下さっている翠羅臼さんが演出していた旅芝居集団、曲馬館のドキュメンタリー映画『風ッ喰らい時逆しま』を下記の日程で上演致します。会場は宗禅寺客殿です。水族館劇場の源流ともなっている伝説の旅芸人集団のなまめかしい姿を見ることができるのではないかと思います。皆様の御来場をお待ちしております。
【 ドキュメンタリー映画『風ッ喰らい時逆しま』上演会 】
○ 日時 令和4年6月7日(火) 14時から
○ 会場 宗禅寺客殿
○ 参加費 無料
以下は水族館劇場ホームページから
「翠羅臼が作・演出を担い、桃山千代次が在籍した伝説の野外劇集団曲馬舘の旅興業を追ったドキュメンタリー「風ッ喰らい時逆しま」の上映が決定!」
「休演日の6月7日の14時に宗禅寺にて、無料です(上映時間は88分)。今年没後10年を迎える布川徹郎が列島をラディカルに縦断する役者集団を活写します。お見逃しなく!」
2022年5月26日 11:38
鎌倉禅研究会 会場・建長寺 再開しています。
毎月一回、本山の建長寺を会場にして、公開講座の鎌倉禅研究会が開催されています。各方面の学者さんや和尚さんが、日本の禅の源流地・鎌倉についてお話しをして下さる人気の講座です。
昨今のコロナウイルスの流行により、一時休止をしていましたが、現在は毎月開催されています。
皆様の御来場をお待ちしております。
※ ご参加にあたっては、予約不要です。建長寺の拝観料¥500と資料代として¥500のご負担をお願い致します。
○第百七十四回 六月二十三日(木) 十三時~十六時半(於 建長寺)
「鈴木大拙の果たしたこと」 筑波大学非常勤講師 円覚寺職員 蓮沼 直應 師
「建長寺第四世大休正念の語録から」 法政大学講師 建長寺研究員 彭 丹 先生
○第百七十五回 七月 七日(木) 十三時~十六時半(於 建長寺)
「都市鎌倉の成立過程――頼朝の時代――」 鎌倉歴史文化交流館学芸員 大沢 泉 先生
「北条氏の時代(鎌倉殿をめぐって)」 東京大学史料編纂所教授 本郷 和人 先生
○第百七十六回 八月二十五日(木) 十三時~十六時半(於 建長寺)
題未定 建長寺調査員 鈴木 佐 先生
もうお一方は現在交渉中です。
○第百七十七回 九月二十九日(木) 十三時~十六時半(於 建長寺應供堂)
「禅宗の説法――上堂とは何か――」 鶴見大学講師 徳善寺住職 尾崎 正善 先生
「遣明船と五山禅僧」 東京大学史料編纂所准教授 岡本 真 先生
○第百七十八回 十月二十日(木) 十三時~十六時半(於 建長寺應供堂)
「中世寺院と和食文化 地方寺院の食品技術」 明星大学准教授 芳澤 元 先生
「お茶の世界――三幡一対と三具足・五具足の成立――」
京都造形芸術大学講師 橋本 素子 先生
○第百七十九回 十一月二十四日(木) 十三時~十六時半(於 建長寺應供堂)
「建長寺と蘭渓道隆禅師」 宗禅寺閑栖住職 高井 正俊
特論「蘭渓道隆禅師語録を読む」 花園大学特任教授 衣川賢次 先生
○第百八十回 十二月 八日(木) 十三時~十六時半 (於 建長寺應供堂)
「大鑑清規研究報告」 禅居院住職 山名田 紹山 和尚
「蘭渓道隆禅師の公案」 足利大学〇〇講師 福巌寺副住職 釆澤 良晃 和尚
★13時支度開会 第一講:九十分 第二講:九十分 16時20分終了
※講師等、都合で変更があるかもしれません。
※鎌倉禅研究会フェイスブックページがございます。
※お車での来山はご遠慮願いますが、止むを得ない場合は、所定の駐車料金をお支払い下さい。
※拝観料は入口にて。資料代500円は会場の箱に入れて下さい。
◆お問い合わせ 〒205‐0021 東京都羽村市川崎2‐8‐20
宗禅寺 高井正俊
携帯 090 – 3107 – 2298 携帯メール takaitanuki@docomo.ne.jp
鎌倉禅研究会フェイスブック https://www.facebook.com/kamakurazenken/
建長寺内務部 0467‐22‐0981
大本山建長寺 鎌倉禅研究会
2022年5月23日 10:02
本山・鎌倉建長寺で法話大会がございます 6月10日(金)、11日(土)午前10時~
毎年6月と11月に本山建長寺にて法話大会が開催されています。1日9人の建長寺派の和尚さんが一人15分の法話を次々と披露して下さる貴重な機会です。
私、宗禅寺の高井和正も11日土曜日に法話を致します。ご参加にあたっては、建長寺の拝観料のみご負担お願い致します。事前申込不要です。
今回のテーマは「武士と禅」とありますが、禅は武士に積極的に受容された歴史があります。現在、法話を作成中ですが、お聞きして下さる皆様に武士と禅や、禅の教えを分かりやすくお伝えできればと思っております。皆様のご参加をお待ちしております。
2022年5月16日 15:18
らいむぎハウス・来月のリアルてらこや 6月11日(土)午前9時~12時開催
毎月第二土曜日午前中、お寺で子供会が開かれています。主催はらいむぎハウスさん。子供たちの居場所作りをしてくれています。勉強したり、一緒に遊んだり、一緒に食事を作ったりと、たくさんのボランティアの方々が慈しみの眼で子供たちを見守って下さいます。
2022年5月16日 15:10
これで見納め、桃山マジック!!
なにごとにも訣かれはやって来る。それが突然か、緩慢かの違いだけだ。
35年の長きにわたり桃山は水族館劇場を現代河原者の徒党ととらえ、先頭にたって牽引してきた。台本を書き、演出をしかけ、サーカス一座のように全国に神出鬼没の仮設小屋を建ててきた。われわれの副司令官はイメージとうらはらに精神はフラジャイルそのものだった。
花が散るのをみても涙ぐみ動物園につれていっても怖がる幼子だったという。文弱、長じて屈強。若き日に強い影響を受けたという竹中労そっくりだ、野戰攻城のような力業は本来、苦手だったのかもしれない。繊細な気質を表にださず、台本を仕上げることより現場で声を嗄らしていた姿からみても、無理を重ねていることは明らかだった。とくに分裂騒ぎが起こってからの8年は、公演地さがし、制作、劇場設計、資材交渉、仮設工事、作・演出、舞台設計、衣裳、音楽、あらゆる面でリーダーを引き受けながら芝居をつづけた。なにより集団論(仲間とともに在るとはどういうことか)の根拠をつねに問いかけつづけた。座付き作者としての使命を全うし、みずから書きたい題材よりも集まってくる役者ひとりひとりの個性をいちばんに考え、当て書きの手法を貫いた。つぎの棟梁、秋浜立が育つまで歯をくいしばって復活のためのハードワークに耐えた。結果、身体が修復不可能になってしまった。
本人は「そろそろ地上から去る終い支度をしなければならないね」と呑気に笑ってる。桃山の滅尽すなわち水族館の消滅と短絡しないでいただきたい。水族館劇場は桃山と心中しない。かたちを変え、こころを別の身体に宿してあらたな獣道を歩いてゆく。現代河原者の役者徒党は彼の意思を継いで生き延びる。未発表の台本も机の奥に睡っている。水族館劇場と桃山の仕事を愛してくれたサポーターが残っている。
水族館劇場を応援してくれた全国のみなさま。どんな窮地でもひるむことなく可能性をひらいてきた桃山マジックは、今回が見納めです。万難を排してのご観劇、なにとぞよろしくお頼み申しあげまする。
『水族館劇場ホームページ』から